お母様へのコートのプレゼント

彼女のためにワンピースをプレゼントしていた男性から、今度はお母様のために服を作ってほしいとご依頼をいただきました。

今日は、彼と彼女とお母様と３人でのご来店。
色々服をみていただいて、その中からアイテムはコートに決まり、生地選びを楽しんでいただきました。

生地を選びながらみんなでおしゃべりしていたら、なんと今日はお母様の誕生日、当日でした。

お母様が迷った生地の中から、彼も彼女も同じ意見でこっちがいいね！とみんなで決めていく様子も微笑ましいのです。

「素敵な誕生日をありがとう」

帰り際、Attaの玄関先で息子に向かって笑顔で声をかけるお母様。

彼はいつだって親孝行をしているはず。
お母さんも十分それをわかってる。

それでも、カタチに残るものをお母さんにプレゼントしたくなって、そのカタチにする役にAttaを選んでくれていることに「本当にありがとう」と思いました。

そして・・・。

彼がお母様のコートが決まった後に「Hもコート頼みなよ」と言って彼女のコート選びもはじまったのです。

今は杖を使って歩く彼のために、昨日は2階アトリエの打ち合わせではなく、1階の我が家リビングを使って打ち合わせをしました。

彼女のコートの生地選びは、彼とお母様も一緒に。決めるのは彼女なんだけれど、その時間をみんなで共有しているという空間がまたすごく良かったです。

プレゼントしたい人の気持ち。
プレゼントされる人の気持ち。
作り手として、どちらの想いにも応えられるように頑張りたい。

お母様のコート＆彼女のコート、どちらも仕上がりが楽しみです。
そして、Aくん、Hさん、素敵な笑顔の写真を使わせてくれてありがとうございます。