野球ズボンのお直し

高校２年生の野球部ズボンのお直しをしていました。

膝に大きくあいた穴に、当て布をして、しつけをかけて、ミシンでカタカタ縫っていると、、、やっぱり部活の楽しさとか、青春の時間を感じてしまいます。

いいなぁ、青春。

そして、この膝、お母さんが毎日、土の汚れが付いたものを毎回綺麗に洗ってくれているんですよね。

ゴシゴシと夜に洗いながら、息子の部活を応援するお母さんの背中が浮かんじゃいます。

ズボンの膝のダーツが面白い！と思ったり、野球部のズボンのカッティングが面白いことや、生地の伸び感が気になったり、、、ミシンをカタカタ動かしながら、いろいろ観察してしまいます。そうやって、私はいつもお客様からのオーダーから楽しさを頂いているんです。

知らないことを教えてもらって、未知の世界に触れさせてもらって、そして、お直しが終わると「ありがとう」って言ってもらえます。

こちらこそ「ありがとう」なのです。

ミシンにできること、針しごとにできることって、もっと世の中にたくさんあるんだろうな。

今日は野球ズボンのお直しに癒される午後なのです。