- 針しごと
Tシャツのご依頼
- 2022/09/15
みなさん、こんにちは。
最近涼しくなってきて、アトリエには心地よい風が吹いています。
針しごともルンルンと心地よくできるようになりました。
今日のアトリエは、Tシャツのお届けでした。
小麦色の肌の男性へオリジナルのカタチのTシャツ3枚をお渡ししました。
白は白でも、3つとも生地は品番が異なります。
白の白度(白の色合いの違いのこと)も違うし、生地の厚みも違うし、とろみ感も違うのです。とはいえ、3着とも同じカタチ。まるで白いTシャツ研究会をしているような気分で楽しく縫製させていただきました。
帰り際に「ここから持ち帰った服って、家に帰ると檜の香りがするんですよー、なんかいい気分です」と教えてくれました。
檜は、応接室の天井に使われているのですが、オーダーの仕上がったお洋服はお客様が受け取りに来てくれるまで応接室でスタンバイしているので、檜の香もちょっぴり纏うのかもしれません。
男性曰く、自分の好きな形を求めて、あれこれ既製品を購入して、なんか違うな?と感じる体験を積み重ねるより、自分の理想の形を作ってもらった方がいいと思うようになったとのこと。30代前半でそのことに気づくなんて早いのでは?と思った私でした。
実はこちらの男性、前回は黒とネイビーの同じカタチのTシャツをオーダーしてくれていました。つまり、今回の白3枚と合わせたら同じカタチのTシャツを5枚持っていることになるのです。自分らしく好きなカタチで日々の暮らしが過ごせるって、とても幸せなことですよね。なんだか彼のこの決断力に学ぶこともあるような気がします。
色んなお客様が今日もアトリエに来てくださっています。
みなさんAttaを見つけてくれてありがとうの気持ちです。