- 針しごと
2018年冬服 フェミニン
- 2018/10/19
秋冬コレクションの中から、つづいて、フェミニンのご紹介を。
着るだけで、優しく柔らかに見せてくれるフェミニンなシャツ、仕上げました。
ひとつ前の投稿記事で、シャツワンピースの高密度生地は
新しい京都のリネン専門店のものだと書いたのですが・・・
フェミニンのシリーズにも、その京都のリネン専門店さんから仕入れた
特別な新しい生地があります♪
とーーっても珍しい、リネンのダブルガーゼ!!!
(上の写真で、きなり色の生地のことです)
お洋服を仕立てることを、ちょっとでもされている方だったら
とってもよくお分かりかと思うのですが・・・
リネンのダブルガーゼ、とっても縫うのが大変な難しい生地なんです。
それでも、この生地を見たときに、ぴぴっ!と来てしまいました。
そうです、シャツワンピースと一緒です。
新鮮なお野菜を見つけたら、お料理がすぐ浮かぶのと一緒(笑)
そう。
生地は上質なものを見つけたら、どんなアイテムにするか、すぐ決まる(笑)
「この生地、かわいいトップスに仕上げよう!」と決めてしまいました。
それも、同じ、夏の日。
そして、秋になって、こんなカタチに仕上がりました!
生地の良さはもちろん、ダブルガーゼは空気を含むので、暖かいのです。
袖口には、ちょっぴりと、小さなカフスを。
プルオーバーの裾には、ねじりを加えた、ふんわりした裾パーツを。
後ろ姿にも丁寧な仕上げをしています。
うしろの襟ぐりに、空きがあるのですが、
真冬に中にインナーを着ても、チラ見えない配慮を施しています。
↑写真は、フェミニンシリーズの後ろ姿ですが、
上から、ホワイトが、大人気のコットン100%ダブルガーゼ
左側が、リネン100%ダブルガーゼ(きなり色)
右側が、ギンガムチェックのコットン100%です。
ちなみに、、、、製作の苦労話をちょっぴり。
私の一番おすすめは、リネン100%ダブルガーゼ(きなり色)なんですが、
他の2種類の生地の2倍以上は縫うのが大変です。
小さな袖口についている、可愛いカフスも、縫うのがとっても大変です。
ねじってある裾パーツも、、、ただ縫うのでさえ大変なのに・・・
「これ、ねじって縫う必要あるんですか!??」
というくらい大変です(笑)
それでも、優しく、柔らかな雰囲気にするためには
「大変でも、ねじるんです!」
と、スタッフと苦労を笑い飛ばしながら、仕上げてきたアイテムです。