9年目の3.11は、ジャケットを夢中で7時間縫い続けている間に、いつの間にか2:47が過ぎて夕方になっていました。
あ、夢中になるあまり過ぎ去っていた・・・。

と、あっ、と思いながらも
仕事に夢中になれる時間の幸福さ
日常が自然に流れていくしあわせに気づいたのでした。
いろんな気持ちがある、私の人生のターニングポイントな3.11。
胸の奥がピリッと痛みつつ、あの揺れ始まった時の恐怖感や、
抗えない不安感などをリアルに思いだし、、、
だからこそ、生きるのを楽しみたい、生きるのを味わいたい・・・と、
『自然への畏れ』と『人生の希望』と両方の気持ちを思い出します。
今一番夢中なジャケット縫製、本当に楽しい。
奥深いからずっとやっても課題と気付きが次から次へと現れて、夢中になります。
7時間ノンストップ集中したのも久しぶりでした。
やっぱり、お客様のことを想ってカタチを作るのは楽しいことです。
今日もお客様のジャケット縫製の続きに奮闘します。
写真は、canonico　super150のブラックの生地をフラップに使った、片玉縁ポケット。
また、ポケットに、ビスケットじゃなくて・・・・(笑)
可愛い生地の耳をチラッと工夫してみました。

フルオーダージャケットに愛を込めて。