- 日々のこと
Emiクラス「手縫いと針と糸について」語る
- 2025/04/16
今日はEmiクラスの2025年度の開講日でした。

午前クラス&午後クラス合わせて14名の生徒さんがこれから1年間、洋裁の基本を学ぶために集まっています。

最初は自己紹介からのスタートです。
生徒さんお一人ずつ、お名前や住んでいる地域、洋裁の楽しいところなどについて話してもらいました。
仙台市内のあちこちだけでなく、利府町、古川からも集まって来てくれています。

4月のテーマは「手縫いの基本、針と糸について」でした。

前日に私がひとつひとつ準備していたのは、針セットです。
「しつけ用」「普通用」「ボタン付け用」「とじ針用」4本の針のプレゼント。
この針をみんなで見比べながら、針の太さや長さそして種類について解説していきます。
糸についても、同じく、糸の違い、太さについて細かく解説していきました。
うんうん、と頷く生徒さんもいれば・・・
何をいっているのかさっぱり・・・?という生徒さんも。
洋針、和針、号数、番手の違いと、いろんな数字について話が進みます。

そんに種類があるなんて、知らなかった・・・。
用途によって、針の太さや長さを変えるなんて、気づかなかった・・・。
そんな感想をもらいながら、レッスンの後半には、まつり縫い、おくまつり、千鳥がけ、をみんなで縫っていきます。
へぇ~、おくまつりってこんなことするんだ。
千鳥がけって、こんな動かし方するんだ!しらなかった・・・。
などなど、生徒さんから新鮮な感想を聞きながら、一緒に丁寧に解説していきます。

レッスンの最後には、みんなで振り返りをして感想を共有しました。
「手縫いが億劫で、なんとなく苦手意識があったけれど、今日学んだことでハードル下がって、手縫いに向き合いやすくなりました」
「針の違いが理解できなくて、売り場にいってもどれを選んでいいか悩んでいたけれど、これからは自分で選択できるようになれそうで嬉しい」
「おくまつりが、何のためにしているか理解までできてなかったけれど、理解できたことで、意味が分かってすごく嬉しい」
「玉止めの仕方が、小学校で教えてもらったことしか知らなくて、今日やり方を新しく教えてもらえて、とっても良かった!!」
洋裁初心者さんと、洋裁2年目の生徒さん達が集まっているEmiクラスは、はじめての方よりも2年目の方々の頷き方がとても大きく「わかる、わかる」といった印象でした。
ある程度、縫った経験があるという方は、基礎についてお伝えした時に「なるほど!そういうことか!!」という感覚がはっきりするようです。
私も改めて、初心者さんのためにもなるし、そして2年目や経験値のある方には、更に役立つEmiクラスなんだな、と手ごたえを感じました。

みなさんのご家庭にあるお裁縫箱に入っている、針と糸も、ぜひよくよく見てみてください。
どんな針と糸を持っていますか?
長くて細い針は、しつけなどに向いています。
短くて太い針は、ボタン付け用に向いています。
ちなみに、私の好きな手縫い針は以下の通りです。
●しつけ用→きぬえりしめ
●普通用→三ノ五(ガス針)
●ボタン付け用→小ちゃぼ(もしくはメリケンNo.4)
●とじ針→とじ針No.18
あくまでも針の太さや長さには個人の好みも関係するので、自分の手にしっくりくる好きな針を自分で選べるようになると、洋裁はもっともっと楽しくなると思います。
針と糸について、じっくり語りつくした一日が終わりました。
来月のEmiクラスは、刺繍について大切なことを丁寧に語りたいと思います。